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Re:短編小説
優鷹
[ID:HelloSmile]
部屋に朝日が入りこんで目が覚めた。
隣では僕の腕を枕にして彼女が寝ていて、小鳥達はコンサートの準備を始めていた。
じかに感じる体温は暖かく、不意に昨晩した行為を思い出す。
それに愛はあったのだろうか?
本能の囁くままに身体を貪る。
それを人は愛し合うと言うが、それは快楽主義の詭弁なのだ。
それでも愛してると囁き
深く強い快楽を求め
激しく『愛し合う』
「…ん、おはよう、もう起きてたの?」
そして、目が覚めた彼女に『愛してる』とくちづけを捧げる。
「私も愛してるわ」
そこに愛はあるのだろうか?
「もう一度しましょ?」
「追加料金で?」
彼女は笑った。
ここに愛はないのだ。
『春を売る女』
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