サクラ大戦

□前編
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第1話「怪しげな雷雨」

(時は大正。帝都での物語。平和な日々の帝劇)

か「花小路伯爵、今日は本当にありがとうございました

花「いや、いいんだよ。私も楽しませてもらったよ。
では大神君、花組の皆によろしく言っといてくれ

大「はい。分かりました!


か「あら、雨だわ。
大神君、ひどくならないうちに、早く帰りましょう




(ゴロゴロゴロ)
さ「きゃーっ雷様が怒ってるー

す「さくらさん、まだそんな事を、打ち上げするんですからぼやぼやしないでくださる?

マ「さくら手伝って

さ「は、はいっ



(ピカーっゴロゴロ
ドシャー)
か「止まないわね

大「雷ひどくなりますね、帝劇が心配です

か「大丈夫よ、帝劇には避雷針があるのよ

大「そうですね。

か「皆、千秋楽の打ち上げの用意してるんだわ

大「楽しみだなー

か「帝劇が見えて来たわよ



さ「あのーマリアさん?どんどん雷ひどくなりません?ここに落ちませんか?

マ「大丈夫よ、避雷針が設置されてるから


(ピカーゴロゴロ
ドッガラガッシャーン)

「きゃーーっ!!」




か「きゃーっ
大「うわっ!な、何だ今の雷は?帝劇に落ちたぞ!

か「そんな、避雷針があるのに?

大「ですが、今花組のみんなの悲鳴が聞こえたぞ!!

か「心配だわ急ぎましょう!
大「はいっ!
(タタタタタタタッ)


か「みんな大丈夫?

大「おかしいな、中は何ともないぞ?


か「きゃーっ!


大「どうしたんですか?かえでさん

か「お、大神君 こ、これ…
(かえでが指した先には小さな子供が6人居た)

大「いいっ?ど、どういう事なんだ!

か「この子達…ま、まさか?


第1話終
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