プチlove

□聖夜
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ケリー「あら、
ミスターサニーサイド」

サニー「やぁケリー」

ケリー「今日は
どの様な物を
お探しでしょうか?」

サニー「んー。そうだねぇ、
ネクタイが見たいんだけど」

ケリー「この冬新作ですわ
この柄なんて
ピッタリでは
ないでしょうか?」

サニー「あーいや。
ボクのじゃないんだ」

ケリー「ぁ、これは
失礼しました、
贈り物ですね」

サニー「まぁね、
クリスマスも近いし
そんなところかな?」

ケリー「クリスマスの
プレゼントなら
こちらのコーナーの
品物等が良いかと」

サニー「うん。コレ
いいねぇ

待てよ、こっちも
捨てがたいな」


ケリー「ぅふふ」

サニー「ん?何が
可笑しいんだい?」

ケリー「ぁ、ごめんなさい。
サニーサイド様が
目移りされるなんて
珍しいと思ったもので」

サニー「あ?あははは////
人に贈り物なんて
性に合わないんだけどね」

ケリー「恋人にですか?」

サニー「向こうはボクの
熱い情熱に堕ちて
くれないんだよねぇ」


ケリー「まぁ。明日は
予報では雪が降ると
今年は素敵な
クリスマスになられると
良いですわね」

サニー「ホワイトクリスマスか」


買い物を済ませ
外に出ると
外出用の帽子を
深く被り
冷たい風が
彼の長いコートと
襟を揺らした
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