義トリオショッピング

□13回目(太鼓の達人)
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放送13回目


ショッピング♪ショッピングー♪
義ートリオのー♪
平成ショーッピーングー♪ベベン♪


兼続「お?謡、変わったのか?」

三成「前回、兼続が廃盤と言うからだ」

幸村「元親殿の三味線も
ちゃんと収録されているんですね」

三成「その為に前回、来ていたのか!」



ドンドンドンカッカッ!

三成「カラオケの次は
一体何の騒ぎだ
最近、ここの風紀が乱れているぞ!」

兼続「三成よ、
最近、都では"太鼓のつわもの"なる
催し物が流行っていると聞く」

三成「ああ、それなら知っている
俺は興味が無いがな」

幸村「そうなんですか?
故郷上田でも流行っていますよ
私は毎日の様に兄上と競っているんです」

三成「ふん、まったく呑気なものだな」

幸村「まぁまぁそう言わずに
三成殿も、
一度試されてはいかがです?」

兼続「それがいい!
この競技は二人で行う方が
より楽しいものであろう」

三成「そうまで言うなら
まぁ、嫌とは言うまい
ふん、仕方がない。
付き合ってやろう
で?このバチで太鼓を叩けば良いのだな?」

幸村「はい、
あ、流れる音楽に合わせて叩いて下さい」

兼続「幾つか選曲出来る様だが
どの謡にするのだ?三成」

三成「そうだな…。っ!!」
おい!お品書きの中に
廃盤になったはずの
"義トリオショッピング"が入っているぞ!」

兼続「何と!一体どう言う事だ
幸村!教えてくれ」

幸村「あ、これはですね
ひとつ前の型ですから、
入っているんですよ
今現在は新型に入れ換えされてるので
どうぞ安心して下さい」

兼続「成程」

三成「旧型にしては、
なかなか良い謡が入っているのだな
ふん、やはり"敦盛"も入っているのか」

兼続「どれ?ん?おい!
"桶狭間マロが行く"まで入っているのか!」

三成「何だ?それは」

兼続「知らんのか?!」

三成「知らんな!」

兼続「お!"毘沙門天の美酒"が
入っているぞ!」

幸村「知っているんですか?」

兼続「知っているも何も、
故郷では有名な謡だ」

幸村「そうだったのですか
あ、三成殿は
何か気になる謡ありました?」

三成「"走れ!草履取り"なら知っている」

幸村「あ!それ大ヒットしましたね
私も好きな謡です」

兼続「うむ、ならばその謡で決まりだな
では始めるか?」

幸村「そうですね
三成殿、画面に表示される丸が
赤ければドンと叩いて、
白ければ横をカッっと叩いて下さい」

三成「赤が……」ドン
三成「白が………」カツ

幸村「はい結構です」

兼続「では、開戦!」


チャッチャラチャラー♪
チャラチャラチャラララー♪

ドンドン、ドドン、ドン、カッ♪
ドン、カッ、ドドン、ドン、カッ♪
カッ、カッ、ドドン、ドドン♪
ドドドドドドドドドドドド!!



三成「ハァーハァー
叩き通しで休む間すらない
何てハードなハァーハァー
世の楽士は、これを平然とやってのけるのか!」

元親「そうだ!!
見栄えは華やかそうだが
凄絶な苦労を乗り越えているのだ!」ベベン♪

幸村「うわ!元親さん?また?」

元親「俺はずっと見ていたぞ!
スタッフサイドから凄絶に
凄絶に見ていた!」ベベン♪

幸村「あ、そうだったのですか」

元親「お品書きの中に
"反骨の魂"と言う謡は無かったか?」

幸村「反骨の魂ですか?
えーっと、んーーっと
いえ、ありませんね」

元親「そうか!」

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