リューマ×ブルック(BL)
□想い
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｢リューマ！思い出して下さい！｣
ドクん………
｢………ぁ｣
今ーー
私の名を…………
初めて呼んだ？
｢お願いです
思い出して下さい
私の事を………｣
｢ヨホホ………
貴方の何を思い出して
欲しいのですか？
私に斬られた事ですか？
みっともない命乞いを
した事ですか？｣
｢ずっと………
ずっと………
一緒に生きてきたんです｣
｢それが何ですか｣
｢私は、私は……
貴方を愛しているのです｣
ドクん………
ドクん…………
どうしたと言うのだ？
この男の言葉に
何故、私が
こんなに…………
｢困った人だ
私が愛しているのは
モリア様だと言うのに………｣
｢嫌だ！！｣
｢……………いや？
子供みたいな事を｣
｢あいしてほしい………｣
ドクん…………
ドクん…………
鼓動が………
乱れる………
何故だ？
何故…………
｢私は貴方を愛さない｣
｢だからってモリアは貴方を
愛してはくれませんよ！｣
｢…………｣
｢モリアは、ただ……
貴方を利用して
いるだけなのですよ｣
｢………利用していようとも
愛していただけなくとも
モリア様は私の主人に
変わりはない｣
｢私は違う！！｣
ドクん…………
ドクん…………
｢止めなさい………
何を言っても
私は貴方の元に戻らない｣