リューマ×ブルック(BL)

□紅茶
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ポチャン………



「あ!私もお砂糖を下さい」




ポチャン……



「ヨホ♪ありがとうございます」





「砂糖と塩を摩り替えてしまえば
簡単に私を浄化出来ようものを」



「私!そんな姑息な
手段なんてしませんよ」




「ヨホホ………
以前、物陰から不意討ちなどと
姑息な手段をしたのは
どなたでしたかな?」




「リューマさん!
それは言わないで下さいよ」




「ヨホホ………失敬」





「しかし?貴方とお茶
楽しいですネェ」





「何を急に………」






「ヨホホ。リューマさん。
ホントは貴方との
お茶の時間が楽しみ
だったりするのですよ?」





「……………笑止」





「本当ですよ!
そりゃぁ貴方は
私の敵ですけれど
でも貴方は私の影ですから
何だか兄弟みたいな
そんな気がするんです」





「兄弟…………?
ヨホホ皮肉ですな!」






「リューマさん!貴方は
どうなのです?
私とお茶は嫌ですか?」





「…………………。」





「リューマさん?」






「折角の紅茶が
冷めてしまいますよ」



「え、あ、はい…………」





リューマはブルックが
紅茶をゴクン ゴクンと
飲み込む姿を見つめながら
口を開く



「私が貴方をお茶に
付き合せているのですよ」






「え?」





「………私とて同じ事
話の相手が居れば楽しい」





「本当に?」






「ヨホホ。ホントは
貴方が来る時間を見計らって
お茶をしているのですから」





「そうなのですか?」






「ええ、そうです
ご主人…………」






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