リューマ×ブルック(BL)
□節分
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ブルック｢鬼はそーとー！ヨホ！
鬼はそーとー！ヨホホ！｣
ブルックは
リューマに向かって
豆を投げている
リューマ｢痛っ！と言いましても
私はゾンビですから
まったく痛くはありませんがね
ヨホホホー！｣
ブルック｢死体だけに｣
リューマ｢ご主人！
先程から私に豆を投げつけて
一体、何のつもりですか！
腐れ迷惑だ！｣
ブルック｢見れば分かるでしょう
豆まきですよ！豆まき！｣
リューマ｢殺気混じりに
人に投げつけておいて
何が豆まきですか！｣
ブルック｢あれあれ？知らないんですか！
あなたの大好きなワノ国名物の
節分じゃありませんか！｣
リューマ｢知ってますよ
この肉体の故郷なのですから！！｣
ブルック｢鬼はそーとー！ヨホ！
鬼はそーとー！ヨホホ！｣
リューマ｢痛っ！
いえ、痛くはありませんが
何ゆえに私に投げるのですか！｣
ブルック｢何って、あなた鬼ですから！｣
リューマ｢なっ！失敬な！
私は鬼ではなく
歴とした将軍ゾンビです！｣
ブルック｢ヨホ！私から見れば
あなたは鬼も同じです！｣
リューマ｢なんと無礼な！！
ご主人とてその言動は許し難い！
そのアフロを滅多斬りに
してさしあげましょう
さぁ、覚悟なさい！｣
ブルック｢ほらほらほら！
やっぱり鬼じゃありませんか！
コワイ事言って｣
リューマ｢コワイ事を言わせたのは
あなたでしょうに！｣
ブルック｢ぎゃー！コワイー
来るな鬼っ！来るなゾンビ！
あれ？鬼でしたっけ？
ゾンビでしたっけ？｣
リューマ｢どちらでも良い！｣
ブルック｢えー？さっきまで
歴とした将軍ゾンビって
言い張ってたじゃないですか！｣
リューマ｢黙りなさい！｣
ブルック｢ぎゃー！
また怒ったー！
えい！ヨホ！えい！ヨホ！｣
必死でリューマから逃げながら
必死でリューマに豆を投げる
リューマ｢ブッ！何だっ？！｣
ブルックが投げた豆の一粒が
リューマの口の中に入り込む
リューマ｢豆に紛れて何やら塩辛い！
ハッ！まさか！ご主人！
あなた豆に塩を含ませましたな！｣
ブルック｢ぎくっ！！
そ、それが何だと言うのです
えい！ヨホ！えい！ヨホ！｣
リューマ｢ブッ！！また口の中に
豆まきに乗じて浄化を謀ろうとは
なんとも、たわけた真似を！
それでも私の主人ですか！
恥を知りなさい恥を！｣
ブルック｢なんとでも、お言いなさい！｣