ONE PIECE

□一粒
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陽が沈んだ頃
芳ばしい香りが風に流れ
仲間達の食欲をそそる



「おーい!おめー等
飯だぞー」


俺の一言で
仲間全員が集まる




だが・・・・・
今夜だけは違った







あの野郎が居ない






「あれぇ?
ゾロの奴はどーしたぁ?」


船長が俺に問う




奴の事は決まって
俺に聞いてくる



俺が知るかよ
つか、俺に聞くな
クソ面倒くせぇ




「その辺で
寝てんじゃねぇのか」




「あ、そっか!
じゃゾロの分は俺が食う!」



「飯時に来ないんなら
残しとく必要ねぇな
勝手に食え」





珍しい・・・・




いつも食卓は
宴会に近い賑わい


奴とのくだらない喧嘩が
勃発する事以外は


何も変わらない



その所為か
心なしか
虚しさを感じた




ったく・・・・・・
クソ面倒くせぇ・・・・
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