ONE PIECE
□再会
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プルプルプル………
プルプルプル………
女ヶ島アマゾンリリー 九蛇城
ソニア「姉様。
電伝虫にロロノアと名乗る男から
姉様と話がしたいと」
ハンコック「誰じゃ其奴は、
無礼な奴じゃ
電伝虫越しに石に変えてくれよう!」
ソニア「ロロノアは…
ルフィの仲間だった気が…」
ハンコック「ゴホン!
わらわがハンコックじゃ!」
ソニア「速っ!!」
ゾロ「あ、ああ」
ハンコック「ルフィ!ルフィは
元気にしておるのであろうな!!
風邪を引いてはおらぬか?
食欲はちゃんとあるのであろうな?」
ソニア「(…………姉様
数時間に見送ったはがりなのに」
───────
サニー号、薄暗い船内で
ロロノア・ゾロは電伝虫で
ハンコックと連絡をとっていた
───────
ゾロ「あ、あぁ
相変わらずだ……」
ハンコック「ならば良い!
して、わらわに何用じゃ」
ゾロ「用って程のもんじゃねェが
アンタに一言礼を言いたくてな」
ハンコック「何のじゃ?」
ゾロ「二年前の訳あって俺ら一味はバラバラになった時
あの事件も含めて……
アンタに迷惑をかけた」
ハンコック「…………。
その事か……
ルフィの心中を考慮すれば
やむを得まい事じゃ
(むしろ、わらわは傍に居られて幸せの極みじゃった♪)」
ゾロ「救ってくれただろう」
ハンコック「いや……。
わらわではない」
ゾロ「……」
ハンコック「彼の心を救ったのは
そなた達じゃ」
ゾロ「あ?どう言う事だ」
ハンコック「知りたいなら
直接ルフィに訊けば良いであろう」
ゾロ「そうだな。
だが、アンタも恩人である事には
変わりねェ。恩にきる」
ハンコック「律儀な男じゃな」
ゾロ「…そ、そうか?」
ハンコック「あ♪それはそうと、
ルフィに代わっ…………ツーツー」
……………………。
ハンコック「おのれぇぇぇ!
ロロノア!
次会った時は生かしてはおかぬっ!」
─────────
ガチャン……
ゾロ「…………俺等が救った?
一体、俺達が何したって言うんだ……。」
ガタンっ!
甲板からの扉が開く
先程まで部屋の中に
日差しが伸びて入り込んでいたが
どうやら、大分船は沈んだ様だ
太陽の光が遠くなり
外もやや暗くなっている
ルフィ「あぁぁぁー!!」
ゾロ「ん?」
ルフィ「ゾロ!みーーっけ★」
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