ONE PIECE

□再会
1ページ/5ページ


プルプルプル………

プルプルプル………


女ヶ島アマゾンリリー 九蛇城


ソニア「姉様。
電伝虫にロロノアと名乗る男から
姉様と話がしたいと」

ハンコック「誰じゃ其奴は、
無礼な奴じゃ
電伝虫越しに石に変えてくれよう!」

ソニア「ロロノアは…
ルフィの仲間だった気が…」

ハンコック「ゴホン!
わらわがハンコックじゃ!」

ソニア「速っ!!」

ゾロ「あ、ああ」

ハンコック「ルフィ!ルフィは
元気にしておるのであろうな!!
風邪を引いてはおらぬか?
食欲はちゃんとあるのであろうな?」

ソニア「(…………姉様
数時間に見送ったはがりなのに」



───────
サニー号、薄暗い船内で
ロロノア・ゾロは電伝虫で
ハンコックと連絡をとっていた
───────


ゾロ「あ、あぁ
相変わらずだ……」



ハンコック「ならば良い!
して、わらわに何用じゃ」


ゾロ「用って程のもんじゃねェが
アンタに一言礼を言いたくてな」

ハンコック「何のじゃ?」

ゾロ「二年前の訳あって俺ら一味はバラバラになった時
あの事件も含めて……
アンタに迷惑をかけた」


ハンコック「…………。
その事か……
ルフィの心中を考慮すれば
やむを得まい事じゃ
(むしろ、わらわは傍に居られて幸せの極みじゃった♪)」

ゾロ「救ってくれただろう」


ハンコック「いや……。
わらわではない」


ゾロ「……」


ハンコック「彼の心を救ったのは
そなた達じゃ」


ゾロ「あ?どう言う事だ」


ハンコック「知りたいなら
直接ルフィに訊けば良いであろう」


ゾロ「そうだな。
だが、アンタも恩人である事には
変わりねェ。恩にきる」


ハンコック「律儀な男じゃな」

ゾロ「…そ、そうか?」



ハンコック「あ♪それはそうと、
ルフィに代わっ…………ツーツー」


……………………。



ハンコック「おのれぇぇぇ!
ロロノア!
次会った時は生かしてはおかぬっ!」


─────────


ガチャン……

ゾロ「…………俺等が救った?
一体、俺達が何したって言うんだ……。」



ガタンっ!
甲板からの扉が開く

先程まで部屋の中に
日差しが伸びて入り込んでいたが

どうやら、大分船は沈んだ様だ
太陽の光が遠くなり
外もやや暗くなっている



ルフィ「あぁぁぁー!!」



ゾロ「ん?」



ルフィ「ゾロ!みーーっけ★」





次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ