サクラ大戦

□ももたろ
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第一幕


ナレータ藤枝かえで
「昔、昔あるところに
おじいさんと、おばあさんが暮らしていました
おじいさんは山へ熊狩りに
おじいさんは川へ洗濯にいきました」

さ「今日はなんて良い天気なんでしょう
お洗濯物がよく乾くはず」


か「すると川の上流から大きな桃が
どんぶらこ〜とおばあさんの元に流れてきました」

さ「まぁ!なんて大きな桃でしょう」

か「おばあさんはその桃を持って帰ろうと」

さ「破邪剣征!桜花放神」ズハッーッ!

か「としましたが・・・
その場で切ってしまいましたね」

さ「こ、これはっ!」

か「なんと大きな桃の中には
それは可愛い赤ちゃんが入っていたのです」

さ「まぁ可愛い
でも何故赤ちゃんが?
はっ!そうだわ!子供が居ない私達に
神様が授けて下さったに違いないわ」

か「おばあさんは、赤ちゃんを抱きかかえました」

さ「誰も居ないわね」

か「辺りをキョロキョロしながら赤ちゃんを抱え帰ろうとしました」

さ「あっ!待って!この空桃を絞ったら美容液が作れるかもしれないわ」

か「おばあさんは赤ちゃんを抱えたまま
空になった桃を必死で持ち帰りました」

さ「お、重い・・・
こんな事なら斬らずにそのまま持って帰れば良かったわ・・・」

か「そ、そうね・・・」



か「家に帰ると熊狩りから戻ったおじいさんさんが居ました」

カ「よう!バーさん
あんまり帰りが遅いからよぅ
飯バーさんの分まで食っちまったぜ」

さ「おじいさん!それより見てください」

か「おばあさんは胸に抱いている赤ちゃんを見せ」

カ「お!美味そうな桃じゃねえか!?」

か「そうじゃなくて・・・・」

さ「おじいさん!赤ちゃんですよ!赤ちゃん」

カ「な!バーさん!
いくら貧しいからって誘拐はヤバいって!!」

さ「ち、違いますよ!
この桃の中に入っていたんですよ」

カ「はぁ?桃の中に?!
んなバカな」

か「信じられないのも無理はありませんね」

さ「本当なんですよ!
きっと神様が私達に授けて下さったんですよ」

カ「それって噂の桃鳥が運んでくるってやつか!」

か「河野鳥の間違えでは?」

さ「そうですよ!」

カ「何!そうか!でかしたぜ!バーさん!
よし早速名前を付けようぜ」

さ「そうですね桃から産まれたから
桃太郎なんてどうかしら?」

カ「剛力の方が強そうじゃねぇのか?」

さ「ダメです!桃太郎にしますから」

カ「あ、わ、分かったよ・・・・」


か「と言う事で桃太郎と老夫婦の生活が始まりました」



第一幕
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