リューマ×ブルック(BL)

□客人
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ある肌寒い夜
仲間との思い出の船に



「何しに来たッ!!」


「やれやれ…私の顔を見れば
問答無用で刃を向ける」



「当たり前です!
貴方は私の敵なのですから!」



土足で彼は
踏み込んで来た



「ここは私と
かつての仲間の船だ
記憶を無くしたお前なんかが
来て良い所じゃない!!」




「形あるモノなど
何も残って無いと言うのに
いつまで過去に
しがみついているのですか?」


「黙りなさい!」



「お可哀想に……
貴方ご自身の肉体も…」


「黙れッ!!」




「どんなに思い出にすがっても
かつてのモノは
もう帰っては来ないのですよ」
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