リューマ×ブルック(BL)

□運命
1ページ/4ページ

「ヨホホ〜♪
リューマさん
ごきげんよう」



「ヨホホこれはご主人
ごきげんよう」




リューマは
肩を回しながら
振り向く


「おや?リューマさん?
お疲れですか?」


「ヨホホ。
私はゾンビですぞ?
疲れなどありませんよ」




「そうだ!
肩、揉みましょうか?」


「あ?肩?」


「ええ、肩凝りほぐして
あげますね」


ブルックはそう言うなり
リューマの元に行き
肩を揉み揉み



「ヨホホ!止めなされ
貴方は主人
主人がそんな事しては」

「何を言ってるんですか
水くさいなァ」


そう言いながらも
リューマの肩を
揉み♪揉み♪


「まったく貴方と言う人は
主人らしくない主人ですな
ヨホホホホッ」



肩を揺らして笑う



「ヨホホ〜そうですか?」




肩に手を添えたまま
彼の厚い背中に
額を着けた


その拍子で
モサッとアフロが
自分の後頭部の髪に絡む
そんな感触を覚えた



「ご主人………?」




「私はね………対等で
いたいんですよ」



ブルックの
吐息混じりの声が
背中から伝わる



「対等…………?」




「ええ…………
ですから主人と言わず
ブルックと
呼んで欲しいのです」



背中に温かな
吐息が染み込む




「…………」





「そう呼んで欲しい…………」







「………………」







「………………リューマ…」






「はい………
ブルック………様」






『がるるー!』



突然、二人の時間を
破壊する猛獣の
唸り声が室内に響く



「え?今なにか……」



「まさか!!」





『侍リューマ!!
そこで何をしている!!』



リューマは
その声の主に驚き
ブルックを突き飛ばす様に
立ち上がる


ドスンっ

「うわっ?何?
どうしたんですか?」


『がるるー!』


「ア、アブサロム様………」




「え?」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ