リューマ×ブルック(BL)

□監禁
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行かなくては!



私にはどうしても
果たさなければならない
約束があるのです



プォ!プォ!



あ!ラブーン!
ラブーン!会いたかったのです



プォプォ



ずっとずっと
長い間、お前を
待たせてしまいました




プォ!プォ!


ラブーン?私はここです
ラブーン!こっちですって!




プォ!プォ!



え?ちょっとラブーン?




プォー……



あ!ま、待って
何処へ行くのです?



プォ……………




ラブーン!
行かないで下さい!!




ラブーン!!!






「ご主人………」



「ご主人………」



「ハッ!!あ、あれ?ここは?」




「私の寝蔵です」




「ねぐら?」




「夢にでも
魘されていたのですか?
酷い叫び声でしたよ?」




「夢?ああ、あれは夢か
私はラブーンの夢を見ていた」




「ラブーン………?何ですかそれは
ヨホホ!それより
汗びっしょりだ
今タオルを持って来ましょう」




「あ、あ……そうだ
私、行かなくては!
ラブーンの元に」




起き上がろうとする
ブルックの身体を
リューマは両手で押さえた



「何処へ行こうと言うのですか!」



「放して下さいよ
私には行かなくては
ならない場所があるのです」



「落ち着きなさい!
第一その身体では
無理ですよ」




「そんな事な……あれ?
動かない………なんで」




「それはそうでしょう
先程の戦いで私が
肋骨に腕、足に
傷を負わせたのですから」





「ああ、そうだった
私、全身ボロボロだったんだ」




「暫くは寝ていなさい」
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