リューマ×ブルック(BL)
□鬼遊
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タッタッタッタッ
「ハァハァ………
ダメだ!まったく刃が立たない
何度斬りつけてもラチがあきませんよ
なんて強さだ!」
タッタッタッタッ
「ハァハァ………
それに私の方の体力が
余り残ってない!」
タッタッタッタッ
「ゼェゼェ………
と、とにかく何処かに
隠れないと!!」
「んんん〜♪」
「まずい!もう来てしまった
あ!そうだ取り敢えず
あの草陰に」
ガサガサっ
「ヨホホホホホッ!
どこに隠れているのです?」
草陰に身を潜めるブルックは
口を押さえ必死で
存在を隠そうとするが
指と指の隙間を漏れる息は
押さえきれない
「ハァ………ンハァ………」
「ヨホホホ!かくれんぼ……
と言う訳ですか?」
リューマの声が
段々近くなるにつれて
緊張で鼓動がハネ上がる思いだ
「………ハァ………ゴクン」
「ヨホホホホ!!
いいでしょう!
見つけてあげましょう
しっかりと隠れていなさい」
リューマは挑発する様に
見つからない相手に
大声で話す
「ハァ…………ハァ………」
息を息を抑えなければ
見付かってしまいますよ!
「ハァ…………ハァ…………んグ」