リューマ×ブルック(BL)

□命乞
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「元ご主人………」







やっと…………








やっと………








貴方と対等になれた









「惨めな姿だ………
元ご主人…………」








私が貴方の影だった時代
貴方が命が尽きた時も
再び甦った時も






そして先が知れない
長い暗い独りの航海の時も







私はずっとそばに居た







貴方がアフロだろうと
骸骨になろうと







苦にならなかった







なのに…………






この姿は何だ!!









「貴方は弱い…………」







「黙れ!それでも
私は諦めない!」







昔の記憶など
消え果てたはず
何故、覚えているのか?




貴方を愛おしく思う
そんな気がしてならない








だから対等になれた喜びに
満たされたはずなのに




貴方は弱くて
私は失望した





買い被りすぎていた様だ







貴方を少しでも
愛おしいなんて感情を
覚えた己を恥じ入る
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