サクラ大戦

□魔女物語 前編
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魔女物語6


ア「ねぇ、キツネさんも
人間が嫌いなの?」

す「おや?何故ですの?
お稲荷さんを供えていただけるのですもの
嫌うはずがありませんわ」


火車「おやおや?鬼ごっこですか?では私が鬼を勤めましょう」

紅「火いややー!来んといてー!」


水弧「ねぇ、坊や、綺麗な肌よねぇ」

レ「ぁ、ぃや、離して…」

エ「エリカにも取り巻いて下さいよーぅ」



す「火車もあぁ言ってますけど
本当は遊び相手が
欲しいんですわ」

ア「わぁ、楽しいそう」

す「そう、ここ数年、お祭りが無い所為かしら?」

エ「お祭りって?
おみこしとか、綿菓子とか
ワイワイガヤガヤ
賑やかなお祭りですかぁ?」

す「えぇ。そうなんですの。
数年前までは毎年
この時期になると、
人間さん達が
お祭りを開き、
盛大にわたくし達を
讃えてくれていたのに」


ア「え?この辺り誰も居なかったよ?ねえ?」

エ「そぅ言われると、
誰もいない村が
あっただけでしたよ」

す「そんな!!何故!何故ですの!」

エ「何か事件に巻き込まれちゃったかもしれませんよぅ」

ア「えー!じゃあキツネさんのお祭りないの?」

す「ううぅ…なんて悲しい事でしょう…
わたくしは涙で朽ちてしまいますわ…」

ア「わかった!アイリスに任せて!アイリスが探してあげる」

エ「エリカにガツンと任せちゃって下さい」

す「あら、ではお願いしますわね。オホホ」
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