LA - テニス
□TRAGIC LOVE
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Co-Dependency
「そんな泣かんといて､な？」
「……うん」
「跡部もこんな可愛え子を苛めたらあかんやろうて」
俺の大事な『クスリ』
俺の大事な『不安定』
「何かあったらまた話すんやで？志月」
「…ありがとう」
崩れ落ちて行く君は
とても素敵に見える
…そして君は
俺のクスリになる…
馬鹿な子やなーって思う｡
跡部の浮気現場やなんて…当たり前やん｡
彼女やったら慣れなアカンやろうてな｡
それが出来へんで泣くくらいやったら…
俺が可愛がったってええんやで？
キズつけたりせぇへんし､泣かせたりもせぇへん｡
ホンマに…
「忍足」
「…なんや？」
仁王立ちした跡部｡
言いたいことはわかっとる｡
いつものアレやろ？
「ゆいに手ぇ出すなよ」
ホラみぃ｡
釘刺すくらいわかっとるて｡
せやけどな…
「わかっとるて」
俺は嘘つきやで？
平気で､真顔で嘘が吐ける男なんやから…｡
わかっとるやろ？
「心配やったら大事にしたればどうやねん」
「……」
「ホンマに好きなヤツに優しゅう出来へんなんて情けないわ」
思わず鼻で笑ってまうかて｡
阿呆やないか？
「ほな」
俺やったら…
閉じ込めたるで？
「……」