LA - テニス

TRAGIC LOVE
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千石清純



私が熱く…激しく好きになった男は、私の気持ちを知りながらも…知っているからこそ、私を軽く拒絶する…。






胸 が 痛 い






ガラにもなく、
年甲斐もなく、
帰り道で涙を流した。



好きなのは勝手。
勝手に好きなのは私。
私は欲張り。

欲張りは…罪…?



受け止められない気持ちは私の中で溢れ、行き場もなく流れ落ちてゆく…。




痛みは私を侵食し、蝕み、腐敗されていく…。

芯まで病んでいく…。




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