11/20の日記

22:54
不安
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強く、抱きしめて欲しいと思った。

変な夢を見て不安になり、イザークの顔を見たらそんな事を思ってしまった。
弱いなと思う。
強くなりたいのに、弱い自分が居て、嫌になる。

「どうしたんだ?」
「…何?」

イザークは鋭い。
こんな事考えてるなんて知られたくないので、誤魔化すために笑ってみた。

「悪いが俺は誤魔化せないぞ?」
「…何の話をしてるの?」
「好きな奴の表情の変化くらい読み取れる」

抱き寄せられた。
イザークの腕が背中に回り、ぽんぽんと背中を叩かれる。

それだけで、泣きそうになるくらい嬉しかった。

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