連載小説(謎)

□9話
1ページ/1ページ

突然だが休暇をもらった。
プラントに戻ってきた俺とアスラン(と、ニコル&ディアッカ)。
俺はこの休暇をどう過ごすか考えていた。そろそろ母上にアスランを紹介しておきたい俺だったがアスランの都合も聞いておかなければ…。
「アスラン、この休暇…予定あるか?」
「え〜っと…お見舞いに行こうと思ってるんだけど…」
「お見舞い?……誰の?」
「ミゲルとラスティ‥」
ああ…奴等か。まだ入院してたんだな…。
「(もしかして)一人で行く気か?」
「うん。前行ったら凄く喜んでくれたよ」
思い出したように笑うアスラン。
…可愛い。
こんな可愛いアスランがお見舞いに来てくれたらそりゃ嬉しいだろう。幸せだろう!
……行かせたくない、と俺は思った。
独占欲だ。
だけど「行かせない!」と言ったらアスランは困ってしまうだろう。
それなら…。
「俺も行く」
「えっ?一緒に行ってくれるの‥?」
アスランは意外、という顔をした後に俺に聞こえるか聞こえないかというか細い声で呟いた。
「嬉しい…///」

……可愛すぎだろ。
かくして折角の休みにミゲルとラスティに会いに行くことになった。アスランと一緒なのがせめてもの救いだ。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ