◆生活用品◆

留置場では基本的に自弁(領地金で購入)。

しかし一銭も持たない者には最低限度の不自由がない程度で国の補助品から賄う。

鑑別は衣服は規定の物。
洗面用具は留置場で購入している物があればそれを引き続き使用する。

もし逮捕後鑑別からスタートの場合は差し入れ、自弁。

このどちらともない者にはやはり国の補助品だ。

少年院になるとレターセット以外は全て規定の物で生活する。

レターセットも差し入れなどが無い場合は出院生が残していったものや更正施設特有の安いハガキをくれる。

洗面用具から衣服の一つ一つには必ず入所時に決められた自分の番号がついている。

衣類に関しては番号札という大体5cm四方程の番号が書かれた白い布を縫いつける作業が日課として組み込まれている。

歯ブラシは新しいものを配られるが洗面器やその他雑貨は全て駄目になるまで使い回しされる。

消耗品である石鹸・シャンプー,リンス・ちり紙・歯磨き粉・筆記用具・ナプキンなどについてはちゃんと最低使用期日が設定されていて、無駄使いや不正などを防止している。 …税金だもんなぁ〜


◆イベント事・行事◆

一般の学校と同じ様にイベント事・年行事はキッチリ組み込まれている事は先にも述べたが、
一般の学校と違うのは日中に何があっても、休日でも、正月でも、いつも変わらず十数人の仲間達と共に生活をし、恋人や友達には絶対会えないし家族とだって月に一度の面会が許されているだけだという所だろうか。

*中学生の子の卒業式はちゃんとある。

一般の学校と日にちをズラし、当日には実際に通っていた学校の校長に来てもらい、それぞれに卒業証書授与となる。

学校みたいに自分達で式場を組立て片付ける。

*成人式も然り。
悲しいかな丁度20才の人は少年院の体育館で成人式を迎える。
ちなみに服装は普段通り制服姿で胸に花を飾るだけである。

上の様な行事の時は当事者はもちろんだが、見守る側までが我事であるかの様にとても切ない想いをし涙を流すのである。

*祝祭日等お国の休日は絶対に休みである。

自分は逮捕後から出院に至るまでの11ヶ月間で見事体重約16kg増を記録。
規則正しい生活なのにと思うかもしれないがこと少年における食事とお菓子の量に関しては凄まじいものがある。

年末のモチツキ大会なんかモチ食べ放題の状態で夕食時にはギブアップ者続出。

正月休みの間は毎日おせち&お菓子攻撃に合う。 まぁあんまり太らない人もいたが…。

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