龍如夢

□気絶、かーらーの…?
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真島さんが久々に、休暇を取ってくれた。
嬉しくて、嬉しくて、堪らない筈なのに…




「デートにこれは無いでしょぉぉぉお!!」






ただいま、私達二人は
神室町のバッティングセンターに来ているのです…

これって、デートに入らないでしょ!?
ただ単に、真島さんのストレス解消に付き合ってるだけじゃん!!


さっきから、ボールは飛んでくるけど一発も打てはしない…





「真島さーん、違うところ行きましょうよ…」



「やかましい、今良いところなんや!!」



「そんな、そんな…冷たいこと言わないで下さいよぉぉぉお!!」






名無しさんはバットを投げ捨て、真島のもとへ走っていく。

あの人が何か言ったような気もしたが、気にせず走っていくと…





ボコッ…!!!!!





一瞬、反応が遅れたせいで頭に時速172kmの球が当たってしまった。

もちろん、名無しさんの意識もそこで途切れた…






「あーぁ…アホやなコイツ」




真島は、名無しさんを抱き抱え、バッティングセンターを後にする

取り敢えず、名無しさんを休ませる所を見つけようと彷徨いていると、目の前には「hotel・赤レンガ」が、あった。




「…お仕置きを兼ねて、此処等で一服するかぁ」







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