その他夢

□罪犯青年と神子少女
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暗黒神・ラプソーン復活後重症の体を引きずりながら行方を眩ませたマルチェロ
ただ、宛もなく世界をさ迷い続けていた…



あれから、どれだけ経ったんだ
…いや、あれだけの大罪を犯した身の私が知る意味も無かろう




夜のせいだろうか、辺りには昼間は見ないような凶暴なモンスターで溢れ返っている
数週間、何も口にしていないマルチェロは、最早剣を握る力も魔力も無い


そうだ、ここで私は果てる運命なんだ
きっと、神もそう言っている筈だ



剣を投げ捨て、完全無防備状態になる




「さぁ、人の言葉も解らぬ、殺戮のみを行う愚かなモンスター達…我が身をお前等の血肉に変えるが良い」




マルチェロの言葉と共にモンスター達が一気に飛びかかる
意味も分からない雄叫びをあげるモンスターを目の前にマルチェロは静かに目を閉じ、意識を沈めた…






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