その他夢
□辛
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「お嬢さ〜ん、ワシと遊ばなーい?」
「no thankですわ」
今日も暇なしにナンパをすり快援隊の頭 坂本辰馬
10人中10人に振られています
「なぁ、辰馬…そろそろ止めとけよ。」
「何を言っちょる、金時!!地球の女はべっぴんばかり、声をかけるのは当たり前じゃき!!」
「でも、これだけ声かけて振られてるんだ、いい加減諦めろ…つか、俺は金時じゃねぇー!!!」
若干悔しそうにしながら、銀時を睨む辰馬。
そんな事をしていると、二人の前に少し小柄な少女が通りすぎた。
「あ、お嬢さ―んワシt「名無しさんじゃねぇか!!」
「ん、銀さん!?」
少女は少し、ハニカミながら銀時の方へ向かってきたチラリ、と辰馬を見ると丁重にお辞儀をする
「はじめまして、名無しさんです。」
「名無しさんかぁー、良い名前じゃな」
「そうですか?」
「あー、名無しさん気にするな、コイツは女にだったら誰にでも、可愛いとか綺麗とか使うから」
「…ふーん」
辰馬を観察するように眺める名無しさん
「っは!?」っと何かに気がついたのか、銀時の胸ぐらを掴みいきなり質問する。
「ねぇ、銀さん!!もしかして…この人って前私が会いたい、って言ってた人じゃないの!?」
「あー、そんな事言ってたかもな…」
「この人が、坂本辰馬さんなの!?」
「そうぜよ、ワシが快援隊の頭坂本辰馬じゃき」
名無しさんは目の色を変え辰馬の手を握る。
いきなりの行動に辰馬も少し動揺を隠せない様子…
それを見た銀時は横でニヤニヤと笑っていた
「辰馬さん、私ずっっっと前から貴方にお会いするのが夢でした!!今こうして目の前にいるのも夢みたいで…嬉しくて、嬉しくて仕方がありません!!」
「あっ、あぁ…」
「辰馬ぁー、何時もの元気はどうしたんですか〜?いつもなら手当たり次第に女に声かけるのにー、積極的な女は嫌いなのか?」
「そんな事ないぜよ、ただ…少しばかり、照れ臭くてのぉ…」
これが所謂「逆ナン」ちゅうやつかの?
何時もなら、ワシが声かける立場きに…、慣れないもんは慣れないの…
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