BSR夢

□被虐的嗜好者【短編集】
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北、そして今居るのは奥州
ここには独眼竜が居ると聞いた
確か六本の刀を使う六爪流らしい…


そして生きる刀、七本目の竜の右目・片倉小十郎もいるらしい…




ブツブツと歩っていると丁度戦が始まろうとしているところだった。


竹に雀の家紋…まさに伊達家の家紋である。
今日はついてるな…早速混ざってくるか


名無しさんはヒラリと戦場に飛び込む。
周りを見渡すが独眼竜の姿はない

さすがに大将自らは早々でてこないか?





『MAGNUM STEP!!!!!!』





少し離れた所から蒼白い稲妻が走った
あの光は…!!


溢れる気持ちが押さえられなく光の方向へ走り出す

すると其処に六本の刀を持った男・伊達政宗が立っていた



見ただけで分かるこの男は強い、そして…私の快感を満たしてくれそう…



愛刀を取り出し伊達政宗に斬りかかる
「ギィィイン!!!!!」と鈍い音が広い戦場に響き渡った





「HA、随分生きの良い奴が居るじゃねえか!!」



「そう?己の欲望の為なら何でもやるからね…」



「欲望だと?」




お互いに距離をとり睨み合う
だが名無しさんは刀に釘付け…あれで貫かれたいという一心である



あぁ、早く早く早く早く… その刀で私を貫いて…
そして私を快感に導いて!!刺して刺して刺して…早く早く早く早く!!!!!!!




「よそ見をすると命が散るぜ?」




一瞬だった、六爪刀の内三爪が身体を貫いた
激しい痛みと電撃が走る
今まで味わった事の無い快感…


気持ちいい、気持ち良すぎる…!!!
戦場はなんて最高なんだ!!



「はは、あはははははは!!!」




狂った様な高笑い、あまりの気味悪さに独眼竜は刀を抜き距離をとる




「死なねえのか…」



「ふふ、その刀でもっと、もっと貫いて…!!!!」





そして私を快感へと誘って!!




(六爪の傷は)



(深くそして)



(今まで味わった事のない)



(【快感】だった)






【伊達政宗編 完】

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