BSR夢
□欲しい物の為なら…
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「我はこんなにも其方を好いていると言うのに、何故其方はそんなに我を嫌う…?」
「毛嫌いなどはして…」
「いるだろう。もし、していないとしたらこの様に我の抱擁を拒む筈ならろう」
…それは、いきなり毛利様が抱きしめられるから、少し驚いただけであり決して嫌な訳では…
「もうよい…貴様が我の物にならぬと申すのなら無理矢理にでも手に入れる迄だ」
「も、毛利様…」
元就は名無しさんの手を血液が止まるのではないのだろうかという程に強く握りしめた
苦痛に顔を歪めるとそれを妖しい笑みを浮かべながら眺める
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