BSR夢
□感謝
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雲一つ無い青くて清々しい空
その空の下で刑部は一人空を眺めていた
…まだあれは降り注がぬのか
早よう降り注げ不幸の星よ
バタバタバタバタ…
考え事をしていると後ろから慌ただしい足音が聞こえてくる
「やばい、やばい!!出陣に遅れる!!」
あやつは確か…女でありながらこの豊臣軍に配属された者か?
随分慌ただしい奴だ
通りすぎた後を見るとそこに一つの御守りが落ちていた
先ほどのあれからして多分あやつが落としていったのだろう…
実に間抜けな奴だ
このまま持っていても何の足しにもならぬゆえ…
やれ、届けに行くとするか
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