過去物語

□バレンタイン
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※某猫型ロボットをちょと弄った風
※現パロ

〜バレンタイン編〜



「ねぇ、今日何の日が知ってる?」

「んー?バレンタインでしょ」

「知ってるんじゃん!なら、チョコちょーだい」

「えっ!?勘ちゃんチョコ欲しいの!」

「当たり前でしょ!」



未来の旦那なんだからっと両手を腰に当てプンプンと怒っていた

未来の旦那は置いといて、はっきり言ってチョコ何て用意してない

否、勘ちゃんのチョコは用意してないと言ったほうが正しい
友チョコや義理でハチ、雷蔵、三郎、兵助の分は作ってあげたが……まさか欲しかったとは

ちらりと勘ちゃんを見ればまだかまだかとキラキラしている目をしていた



「ごめんね?用意してない」
「え?」

「だから無いの」

「………」

「………」



暫しの沈黙の後、勘ちゃんの目からスーッと一筋の涙を流した
そしたらどばーっと流れ出し号泣しだした


「ごめん!用意してなくて!だから泣かないで!」


必死に泣き止まそうとするが余計に泣きだした
あぁ、面倒な事になった


「三郎の野郎には用意出来て、旦那の俺に無いなんて可笑しいじゃん」

「三郎以外にもいるんだけど……」

「何で三郎は貰えて俺は貰えないんだ!」

「(三郎にあげたことそんなに悔しいんた)あーもー、今から作ってあげるから」

「本当に!」


切り替え早っ!
めっさ笑顔なんですけど!

「簡単のだけど」

「勿論本命だよね?」

「(ここでNOってたらまた面倒な事になるよな)……そうだね」

「やったー!ハート型にしてね?愛が籠もってる気がするから!」



注文までしてきやがった!はぁ、ホント調子いい奴
とか言いつつ作り始める自分も調子いい奴かもしれない






キミのは特別


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