Sweet

□ご遠慮します
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ブルーベルが白蘭を好きな理由はひとつ。
白蘭の持つ偉大な力はいつだってブルーベルの心を満たしてくれるからだった。
でも本当にそれだけ?


それだけならきっとこんなに胸がときめくことはないだろう。
ときめくなんて陳腐な言葉!でも今の気持ちには絶対合ってる。


いいや、下手な理由は要らないんだ。
ブルーベルはどんなカタチでも白蘭が好き。好きなことにはかわりないからただそばにいるだけでいい。
ブルーベルのことを利用したっていいんだ。



…だって白蘭は。







曖昧過ぎる気持ちに納得出来ないでいた。
ぼんやりと白蘭のことを考えているとその主の声がかけられてきた。





「ブルーベル、いい加減苦しくない?」




水槽に体を沈めるブルーベルに息苦しくないのかどうかを聞いている。
時計の針を水で歪む視界に映すとブルーベルが潜ってから数十分経ってる。
もちろんブルーベル超人的な雨属性の力を匣によって身につけているから苦しいなんて感じない。
苦しくはないけれどいい加減水からあがらないと。



そう思って水からパシャリと音を立てて出る。
そのままブルーベル体に何もまとっていない生まれたままの姿で白蘭の腕にいつものように抱きついて甘えるのであったが、白蘭はもう見慣れたらしく服を着ろとも言わずによしよしとブルーベルの頭を撫でてくれる。





「ねえ、びゃくらん。好き」




条件反射のように出た言葉だったけど恥ずかしくもなんともなかった。
どうして急にこんな言葉が出たのかはよくわからないけど、きっとさっきまで白蘭のことで思いふけっていたからに違いないだろう。




白蘭はブルーベルの告白ともとれる言葉を聞いたが、うーん…と考えこむ。
その表情は濁っていてあまりいいものではなかった。





「そっか。うん。ありがとう」






とくに感情の無い吹き抜けのような返事をする白蘭。
すると抱きついたブルーベルを少々乱暴に体を離させた。







「…にゅ?びゃくらん…?」





白蘭は何も答えずに部屋から出て行った。
ブルーベルは独りポツンと取り残されしんと静まりかえった部屋の中で考えた。
どうして今、白蘭が冷たい態度をとったのか。





また水槽に入り、潜って水の抵抗を肌で感じていた。










廊下を歩きながら白蘭は難しそうな顔をしたままだった。




















ご遠慮します


ブルーベルの気持ちが

僕だけに傾く

そのときまで












Cooperation
ブルラ
Master.輪禍様へ

済みません。大変遅くなりました。以前より無くしていた用紙を無くしておりまして…(苦しい言い訳)
つまり、ブルーベル←白蘭なんですが非常にグダグダしてよくわからないお話し(笑)
こんなもので良ければお受け取り下さい+
 

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