書物
□蛇骨様のお戯れ
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｢く……っ……あっく……｣
｢あっ……やっぱ……痛ぇや…っ｣
蛇骨の中に入ったんだとすぐに分かった｡
ただ､コイツは馬鹿なのか慣らしもせずに腰を下ろして自分の中に俺自身を突っ込みやがった｡
痛いに決まってんだろ……｡
とりあえず､掘られないことには安心した｡
｢はぁっ……あっ……あぁっ……｣
｢う……くっ……｣
そんなことに構いもせずに蛇骨は自ら腰を振って快感を追い求める｡
｢蛇…骨っ……てめぇは…馬鹿かっ…｣
｢あっ……ひっ………くぁあっ……｣
血が流れたのか､中がほぐれたのか､だんだん滑りが良くなってきて俺も蛇骨も相当感じだした｡
ただ､自身が縛られてる分苦しいが…｡
｢っう……蛇…骨っ……これ…｣
｢……あ…?｣
｢帯……解けっ……頼む…｣
｢…………｣
…………何故また黙る｡
｢………蛇骨…?｣
｢…………ねだれ｣
｢は!!?｣
聞き間違いか､否そうであってくれ…｡
｢冗談…｣
｢俺は本気だ｣
｢なんで俺がお前なんかにっ!!｣
｢じゃあいい､ずっとイかせねぇから｣
つまらなさそうにまた腰を上下させ俺自身へ刺激を与え始める｡
｢ぁっ……くぅっ………蛇骨っ!｣
｢イキたいだろ〜?ほら言ってみろって…｣
｢………っ……!!｣
｢『蛇骨様､どうかイかせて下さい』ってな｣
(誰が……誰が……)
｢っあ……ほら…兄貴ぃ…｣
｢いっ……はぁっ……っ｣
(だれが……こんな奴に……)
｢はぁっ……俺も……イキそ……っん｣
｢くっ……あっ……｣
(だれがっ!!!)
｢……………｡｣
｢……あぁ?｣
｢っ……イか…せて……下さいっ…｣
(……屈辱だ……)
｢アハハッ!いいぜ〜一緒にイこうな〜!!｣
｢……〜っ……｣
(こんな奴に………)
今までにないくらい嬉しそうな声ではしゃぐと､俺自身の戒めを解き再び激しく腰を揺らす｡