書物

□蛇骨様のお戯れ
3ページ/5ページ


そのうち蛇骨はどんどん手を下降させていって太股を撫で回し、俺自身を寝間着の上から軽く撫でる。


「………っ…」

「ハハッ、勃ってんじゃん」


嬉しそうに笑うと帯を外す俺自身を取り出す。

外気に触れて一瞬冷たい感覚に震えたがすぐに別の感覚に触れる。


「ん〜……ん……」

「っく……蛇骨っ……」


蛇骨が口でそれを愛でる。

同じ男同士だからか蛇骨はこれがかなり上手い。

舌使いとか強さの加減とか、そこらの遊女なんかよりよっぽど上手い。


「ふっ………ぅ……」

「んっ………なぁ大兄貴…声押さえんなよ」


口を離すと不服そうな声で呟き、舌で先端をグリグリと弄くり回す。


「誰がっ……く……はっ……」

「俺が鳴き声好きなの知ってんだろ〜?」

(知ってるから嫌なんだよ!!!)


普段下で寝てる奴に愛でられて鳴き声あげるなんざ状態じゃない。

下唇を噛んで必死に耐えていると溜め息が聞こえて、自身に嫌な感覚がした。


「ったく……んじゃあ、そろそろ本番やるか…」

「いっ!?………蛇骨…てめぇ……!!」


愛撫で結構な質量に育った自身。

だが、欲が放てない。

蛇骨が解いた帯が根元にキツく縛られているから。


「なに…しやがる……」

「さぁて、なんだろーなぁ?」

「ふざけんなっ!」

「あれ、珍しく兄貴が怯えてる?そんな顔もかっわいいぜ〜目が見えねぇけど」


1人で訳の分からないことを喋り、俺の肩に手を置いて耳元で囁く。


「どっちが先に鳴くかなぁ?」


直後、自身に凄まじい圧迫感が走った。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ