書物
□修学旅行
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霧「蛮骨の兄貴達どこ行っちまったんだろ〜な〜」
凶「あぁ………あん?」
霧「ん?………おお、帰ってきたか」
遠くから銀骨に乗った笑顔の蛇骨と蛮骨、沈みきっている煉骨と睡骨が帰ってくるのが見えた。
蛇「凶骨〜霧骨〜たっだいま〜!」
蛮「いやぁ修学旅行ってのは良いもんだなぁ、久し振りにあんなにヤりまくったぜ〜」
煉「あぁ……楽しかったな……」
睡「煉骨…顔が笑ってねぇぞ」
霧「ったく、どこ行ってたんだよ」
蛇「あぁ、ちょっとな…ほれ土産やるから許してくれよ」
凶「……木刀?」
蛇「おうよ!修学旅行で木刀買って帰んのはお決まりだって聞いたからよ」
霧「ほぉ……ま、使わねぇけど有難くもらっとくぜ」
蛮「おい蛇骨、次はいつ出掛けるんだ?俺はいつでもいいぜ」
蛇「そうだなぁ〜…なぁ、煉骨の…」
煉「俺に触れるなっ!!」
蛇「な、なんだよ!?煉骨の兄貴〜行きたくねぇのかよ?」
睡「今度から2人で行ってこいよ…ちゃんと自分の財布使って…」
蛮「なんで2人ともあんなに暗ぇんだ?」
蛇「さぁ……飯でもあたったんじゃねぇのか?」
煉「…………こんのっ!!」
睡「お、落ち着け煉骨!!」
煉「2人ともまとめて焼き付くしてやるっ!!」
蛇「あっつ!!あちちちちっ!!」
蛮「おい煉骨!何でそんなキレて…」
煉「自分の胸に手ぇ当てて考えてみろぉぉお!!!!」
このあと炎を吹きまくって暴れた煉骨を霧骨の毒で眠らせて、ようやく事態を沈めた。
そして、毒によって深く眠る煉骨の横で蛇骨と蛮骨は次の修学旅行先について、とんとん拍子にことを進めていった。
*****
(次は山がいいな〜)
(山か…蛇骨が鳴いても誰も来ない所だったらいいぜ)
(じゃあ、東の山にいい宿があるらしいからよぉ、そこにしようぜ〜)
(おお、いいぜ…いやぁそれにしても修学旅行ってのは本当にいいなぁ)
(だよなぁ〜綺麗な布団が敷いてあって〜2人っきりでヤりまくって〜)
(デカい風呂もあって美味い飯も食えて…)
(………………こいつら絶対意味を履き違えてやがる)
((修学旅行最っ高!!))
完。