書物
□修学旅行
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蛇「っつー訳で、今日は皆で『修学旅行』に出掛けることになりました〜!拍手拍手〜!!」
蛮「っておい!なんだよいきなりこのくだり!」
煉「しかも「っつー訳」に繋がってねぇし」
蛇「まぁまぁ2人とも落ち着けって」
睡「ほんで蛇骨、その修学旅行ってのはなんだ?」
蛇「よっくぞ聞いてくれましたぁ!実はな、この前犬夜叉んとこの女2人に偶然出くわしてな」
煉「なんで出くわしてんだよ…」
蛇「んで、話してみたらなかなか面白いやつらでよぉ、会話が弾んじまって」
睡「なんで弾んでんだよ…」
蛇「そんときに、かごめって言ったかな?そいつが行ってる寺子屋では皆で旅に行くっつー行事があるんだとよ!」
蛮「ほぉ……つまりそれが」
蛇「しゅーがくりょっこー♪」
蛮「うるせぇな!ちったぁ黙ってろ!!」
煉「…で、なんでそんなもんに行かねぇとならねぇんだ?」
蛇「あぁ、なんでもその修学旅行ってのは仲間の絆を深めるための行事らしくってな、今の俺達にピッタリの行事だなぁっと思ってよ!」
蛮「絆なら……なぁ?」
睡「あぁ……ある程度はなぁ…」
煉「その辺の侍達よりは良いもん持ってると思うぜ?」
蛇「確かに……だけどっ!深い深い絆を持っている俺達の弱点といえば…??」
「「「…………」」」
蛇「全員……??」
「「「……自己中」」」
蛇「そのと〜り!だからよ、今回皆で旅してお互い思いやりを持てるようになろうぜって話」
蛮「まぁ旅は嫌いじゃねぇし、賑やかなのも好きだ、付き合ってやる」
煉「大兄貴がそう言うんなら…文句はねぇよ」
睡「俺も暇潰しに行ってやってもいいぜ」
蛇「ぃよーしっ!じゃあ早速出発だぜ〜!!煉骨の兄貴は『ばす』用意しといて!」
煉「……『ばす』?」
蛇「おうよ!修学旅行は『ばす』で行くのが当たり前なんだとよ」
煉「『ばす』ってなんだよ…?」
蛇「んなもん俺が知るかよ!とりあえず乗り物だろ…銀骨出せるようにしといたらいいんじゃね?」
煉「銀骨は乗り物じゃ…」
蛇「よーしっ次は睡骨!薬箱とか用意しといてくれよ」
睡「お…おう……あ、凶骨と霧骨にも連絡を…」
蛇「あ〜いいよいいよ!!呼ぶな呼ぶな!あいつら居ても居なくても変わんねぇし、ってか邪魔だし?」
蛮「お前…一番自己中だぞ…」
蛇「まぁまぁ、細かいことは気にしないで……さて、しゅっぱ〜つ!!」
「「「お…おう……」」」
蛇「『七人隊、修学旅行いざ出陣!!』の巻ってな♪」