小花がゆく
□ハムスター蜜柑です
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う〜、いくら私が寒がりだって、これはちょっと暑いんじゃない?
この籐のカゴも、中に入ってるモコモコのタオルも、生意気に私よりはるかに大きなぬいぐるみ達もお気に入りなのに、この暑さじゃゆっくりお昼寝できない。昨日はちょうどいい感じだったのに…。
もう縁に登るしかないけど、それじゃあゆっくりお昼寝できないし…。
もうっ!ママさん、早く気付いてよ〜。
『あれ?コイツこんなとこにいる。なんか暑いのかもよ?』
パパさんナイス〜。そうパパさんって私の事わかってくれてるのよね〜。
『ん?そぉ?たまたまじゃないの?』
うっ、違うよママさん(><)
『なんかこの子縁に手をかけて必死ですがり付いてる感じ。面白い…』
いやいやママさん、笑ってないで気付い..て...ズルッ
『あっ、、落ちた。ブハッ、笑わせてくれる。』
………。
『あぁ、そういえば昨日ボードを裏返したんだっけ。』
『裏って?』
『うん、この保温ボードね、裏表で温度違うのよ。より暖かい方がいいかなぁと思って。』
『どれ? いやこれは暑すぎるだろ。いくらカゴの下に置いて間接保温ていっても、コレ犬用だし。』
『そぉ?んじゃまたひっくり返すか。贅沢な奴め。ガハハハ』
ガハハハじゃないよ〜ママさん。
フゥ、これでゆっくり眠れる。
おやすみなさ〜い♪
あっ、ダメだすごい喉渇いてる。
お水飲んでから寝よっ…。