小花がゆく

□小花です
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わたくし、小花(こはな)と申します。一応主婦をしておりますが、この主婦業、一番手を抜いているといいますか、なんといいますか。
やってはいるのですがのめり込めないのですよねぇ。要は面倒くさい。
だってね、乗って仕事をしている時に、夕飯の支度で中断しなきゃならないなんてあなた、結構ストレスな訳です。
この場合の仕事といいますのは、在宅でしております、アクセサリーのデザインでして、ついつい時間を忘れてしまうんですよねぇ。

そういえばまだ会社勤めをしている頃、アシスタントをしてくれていた亀ちゃんという男子が、『僕の夢は専業主婦なんですぅ。昼寝をしながら愛する人の帰りを待つなんて最高のシチュエーションですよねぇ♪』などとほざいていましたっけ。

昼寝なんてできねぇし、待ってもいねぇよ!
なんてね。

理想は遠洋漁業の夫を、心置き無く仕事をしながら待つ、もちろん遠慮なく遊びに出掛けながら…、これじゃないでしょうか。

夫の勤め先は車でほんの10分。
どんなに回り道してもきっと20分が限界。

誰かせめて夕飯のメニューだけでも考えてくれないかしら。
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