年齢制限
□大丈夫、あたしが殺してあげる
1ページ/1ページ
「M.M、僕はクロームと駆け落ちしようかと思います」
駆け落ちってのはそんな簡単に他人にばらしていいのかしらね。
「M.Mには悪いんですけど、犬や千種をまいてほしいんですよ」
それは信頼されてるって受け取ってもいいのかしら
あたしは今日何度目かの大きなため息をついた。
そして、ついに骸ちゃんが駆け落ちする日。
骸ちゃんはしきりに「M.Mになら任せられます」と笑った。
あたしは旅立つ骸ちゃんに軽く手を振る。
そして小さくつぶやくの。
「後ろは向かないほうがいいと思うわよ」
あたしのピストルが今すぐにあなたを撃ち抜くから。
殺しちゃってごめんね