復活文

□にぶい金色で見ないでちょうだい
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骸ちゃんは、いっつもあたしとデートしてくれるし、それに加えてお金もくれる。







恋人にするのに、これ以上うってつけな男はいないと思うわ。











「なんです、M.M?」


「骸ちゃん、あんたやっぱりいい男だと思うわ」






あたしがそう言ってにっこり笑うと、さも当たり前みたいにクフッと笑うのよね。






やっぱ骸ちゃん、あたしにそっくりな自信家だと思うわ。










でも、今日はちょっと違うみたい。







待ち合わせの時間になってもまだ、骸ちゃんは来てなかった。
何十回としたデートで初よ?






ようやく来たと思ったらやけにしおれてるし。





せっかくのデートなのにつまんないじゃない。








「骸ちゃん、どーしたのよ」






「M.M・・・本当にすみません!いつもデート後にお渡しするお金なんですけど、
今日はあいにく持ち合わせがなくて・・・・」









骸ちゃん、そんなことで悩んでたの?




まさかあたし、骸ちゃんの金目当てでデートしてると思われてたの!?











「骸ちゃん、あんたこれからお金なんか持ってこなくていいわ」



「それは、つまり・・・僕とデートしないってことですか!?」











骸ちゃん、絶対バカでしょ。
でもまぁ、骸ちゃんのそーゆーとこ、嫌いじゃないわ。









え?しょーがないから、あたし。



骸ちゃんにその場でキスしてあげたわよ?








「お金なんてなくていいのよ、骸ちゃん」











馬鹿

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