harrypotter文

□僕が恋するはずがない
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これが恋なのか?



グリフィンドール生の女の子
リリーとよく一緒にいて、
僕にちょっかいを出してくるポッターやブラックたちを見るとカンカンになって怒る

別にそんなのはただのおせっかいだと思ってたけど、
まぁ少しは嬉しい


僕がそう思いながらぼんやりしていると、
また来た


ポッターにブラック


「よう、スニベルス!」
「元気してたか?最近みなかったが」


「黙れポッター、ブラック」



「おいおいつれないじゃん、スニベルスったら」
「久しぶりの再会だと言うのになぁ、プロングス」


2人はにやにや笑いながらローブから杖を取り出す



僕はそれを見て杖を取り出す


すると、
遠くから
走ってくる音が聞こえた



「まてぇえぇぇぇええ、ジェームズぅぅぅっぅシリウスぅぅぅっぅ」


「げっ」
「あっ来た。今日は早いな」


2人は顔を見合わせて渋い顔をした



「またスネイプのこといじめてるの!?いい加減にしなさいよ!」




名前も知らない彼女は、腰に手をあて、カンカンになってジェームズたちを諫めた


「なんでまったくリーマスにピーターは止めないのかしら・・・全くもって不可解だわ」

「とにかくもうスネイプに手を出さないで!彼をいじめる理由が私にはわからあいわ!」

「わかったなら早く杖をしまいなさい!」


彼女は早口でそう、まくしたてた。
ポッターは口うるさい彼女に閉口しているみたいだった

ブラックは薄い笑顔のまま彼女を見つめていた



「大丈夫?スネイプ」


彼女は僕のほうへ近づくと、周囲を回って傷がないのを確認した


「よし、大丈夫そうね。もう行っていいわよあなた。ジェームズたちには私から怒っとくわ」


彼女はにっこりと笑うと、
またジェームズたちのほうへ向き直った



「あなたたちはね・・前からね・・」

「なぁ、そんなに怒った顔してると可愛い顔が台無しだぜ?」


ブラックはそう微笑みながら彼女の長い髪に触れた


「触らないでシリウス!」


彼女は目をとがらせながらその手を払いのけた



ポッターは、溜息をつくとブラックの肩を抱いてそのまま校舎へと戻っていった



「一体なんであいつはあんな根暗が好きなんだろうな」
「どう見ても俺の方がいい男だよな?プロングス」





庭には僕と彼女ふたりっきりになってしまった


「じゃあ、私はこれで。なにかあったらまた言ってね!私これでもグリフィンドールの監督生だから!」


彼女は明るくそう言いながら手を振った


「あ、ありがと・・・・!あと・・・・」


僕は顔を赤くしながら彼女に尋ねた





「きみの・・名前・・なに?」




僕、わりと重傷みたいだ
護ってくれた君が素敵すぎたんだ

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