harrypotter文

□殺人的狂気者が語るには
1ページ/1ページ



私はたぶんおかしいんだと思うの



同じ学年で違う寮のセブルスが、
闇の魔術にどっぷりはまっている姿を見ると、
とてもとてもいらいらする



ジェームズみたいに、
気持ち悪いだとかそんな理由じゃなくて



とにかく見ていてイライラする
私とすれ違っても、ずっと黙々と本を読んでいる貴方が




「ねぇ、何の本読んでるの?」


思わず声をかけた私に、
セブルスは嫌そうな顔をしながら、


「お前には関係ない本だ」


と吐き捨てた






私はそのあと1人ぼんやりと空を眺める
気持ちわるい気持ち悪い


グリフィンドール生だからって差別する彼が
1人の女の子にだけは優しく笑うのが




あぁ、なんだ

単純なことじゃない





私は彼を好きだったのね




私はそこまで理解すると、
クッと笑ってから





窓から飛び降りた





そうすれば彼の視線もこちらに向くでしょう







[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ