harrypotter文
□殺人的狂気者が語るには
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私はたぶんおかしいんだと思うの
同じ学年で違う寮のセブルスが、
闇の魔術にどっぷりはまっている姿を見ると、
とてもとてもいらいらする
ジェームズみたいに、
気持ち悪いだとかそんな理由じゃなくて
とにかく見ていてイライラする
私とすれ違っても、ずっと黙々と本を読んでいる貴方が
「ねぇ、何の本読んでるの?」
思わず声をかけた私に、
セブルスは嫌そうな顔をしながら、
「お前には関係ない本だ」
と吐き捨てた
私はそのあと1人ぼんやりと空を眺める
気持ちわるい気持ち悪い
グリフィンドール生だからって差別する彼が
1人の女の子にだけは優しく笑うのが
あぁ、なんだ
単純なことじゃない
私は彼を好きだったのね
私はそこまで理解すると、
クッと笑ってから
窓から飛び降りた
そうすれば彼の視線もこちらに向くでしょう
嗚呼、狂った恋のお話です