ねえ、君は今も僕の事を見てくれているの・・・?
――それは中学生の時だった...
「あ〜、今日の部活も一段と疲れたよなあ〜」
ニ「ですねっ(苦笑)でも、やっぱみんなでプレイしてると楽しいですっ!」
二宮和也。幼稚園の時からの幼馴染で、ずっと仲がいい。
そして、中学に入った今も一緒なサッカー部に所属している。
ニ「それにしても・・・あとの3人は何処行ったんですかね??」
「どうせサボりでしょ(笑)いかにも部活したくなさそーじゃんっ」
「ですね(笑)」
「じゃあ気をつけて帰れよっ!また明日!」
「じゃあねっ!」
はあ〜っ、まじ疲れたわ・・・。
今日は家帰ったらご飯食べて風呂はいって宿題して・・・。寝るかな。
そんなことを考えていた時、自販機の前に女の子が立っていた。
歳は俺と変わらないくらいだ。
女の子の様子を見ていると、どううやら買い方が分からないらしい。
これって・・・教えてあげた方がいいよね・・・??
「あのぉ・・・大丈夫ですかっ??」
女「ビクッ!!・・・・コクコク」
「買い方が分からないんですか?」
女「・・・・コクッ/////」
「お金をココに入れて、自分のほしい飲み物のところのボタンを押すんですよ」
彼女は俺の言ったとおりに行動した。飲み物を手に取ったときは、すごく嬉しそうだった。
すると、彼女は俺に1本の缶を差し出してきた。
「えっ・・・。いいの・・・??」
女「コクッ(ニコ)」
その彼女の笑顔に胸が高鳴った。
なんだろ・・・この気持ち・・・。
「あ、ありがとっ///」
女「(ニコッ)」
缶を俺に渡すと彼女は可愛らしくお辞儀をしていってしまった。
それが彼女との出会いだった・・・。