音楽と共に

□二人暮らし
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カランコロン・・・
「いらっしゃいませ。」
「貴方が噂のっ!由サン。」
「(なんで知ってるんだ・・・?)失礼ですが、お名前は?」
「未依のしんゆーの、崎田由莉です。いつも未依がお世話になってます。」
「あぁ、君が。どうぞ、お掛けになってください。何にします?」
「んー、私未依みたいに紅茶とか良くわかんないから、とりあえずオススメのお願い。」
「かしこまりました。」
ふふっ。今日は、色々と聞き出してやるんだから・・・!
「ねぇ、未依と由サンって、どこまで進んでんの?」
「は?」
「だーかーらー、えっちは?シたの??」
「・・・ハイ、」
「いつ?」
「付き合い始めてから3週間位に・・・」
「へぇ、もっと後かと思ってた。で?どうだったの?」
「・・・あのー・・・」
「いや、だって、気になるもん。なんか未依って絶倫っぽいよね?」
「ぶっ・・・・・・な、何言ってるんですか。やめてください。」
「私はそう思うけどね。ていうか由サン。初デート、すっぽかしたんだって?」
「聞いたんですか。」
「いや、蓮センパイにね?未依はそういうこと言わないから。自分で溜め込んじゃうタイプだもん。」
「すっぽかしたというか・・・隣に住んでる女子高生が、熱を出してしょうがなく・・・。」
「あー噂の沙紀ちゃん。未依、その子に嫉妬してるよ?」
「えっ?!」
「だって仲良さげにしてるとこみたとか言ってたもん。沙紀ちゃんて子、由サンのこと好きだよ?」
「そんなはずは・・・。」
「ホント。あの目はそうだって。未依が言ってた。」
「・・・」
「彼女のこと、あんまり心配にさせちゃ駄目だよ?じゃあもう行くね。」
「あっありがとうございました・・・。」

-その頃大学では-
「っくしゅん、」
「どした未依ちゃん、風邪か?」
「やー誰か噂してるかなーははっ」

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