小説
□まだなにも…
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「つな……よし?」
雲雀さんが狙われていた。だから、身代わりに俺雲雀さんは怒るかな?
「雲……雀さん……。」
「何してるの!僕はあんなの受けても大丈夫だったのに……ッ、綱吉……」
怒られた……
当たり前かぁ。
でも俺、雲雀さんに怪我なんてしてほしくないんだ。
「俺、まだ……生きていたい。ウッ……ケホッ」
「綱吉!?もう喋らなくていいから。あいつらはもう倒したから。だから早くここから………」
「俺、まだ雲……雀さんに伝えなきゃ………いけないことが…たくさんあるのに……」
俺は少しずつ目を閉じていくともうダメなんだなぁ。と実感した。
俺は今日死ぬことをわかっていた。
超直感っていうやつ?
すると、頬に冷たいものを感じた。雲雀さんの涙かな?
雲雀さん、俺がいなくなることを察したみたいだな……