小説

□空桜
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愛したのは誰だっけ…?

どっちから先?


…いや。そんなのはどうだっていいんだ。


雲雀さんがあいつに笑顔を振りまくってことはもう俺のことなんてどうだっていいんですよね?



でも雲雀さん、貴方は俺にいつもは嬉しいあの笑顔が今は憎たらしいんです。


俺だけを見て。

俺しかいらない。って





綱吉しかいらないって。




耳元で囁いて

抱きしめて?



最後のチャンスを雲雀さんにあげる。


いや。

違う。

ちゃんと俺だけを見てよ!

そしたら、変化に気づくでしょう?









「…綱吉?どうしたの。ボーっとして」




「あっ。雲雀さん。もう風紀委員のお仕事は終わったんですか?」



「まぁね。あのくらいすぐに終わる。それより、あいつ…しらない?」






……ほら。また

雲雀さんはあいつを探す。

憎い。憎い。



でも。



「骸ですか?さぁ…俺は知りません。というか最近、骸来ませんね」



俺は微笑む。



「そうなんだよね。まぁ、あのバカのことだからすぐに来ると思うけど」



そう言いながらも、少し心配そうな雲雀さん。



まぁ、もう二度と
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