ライトブレザー3

□光の水晶
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ラン「・・・・・・」

国王「ここに住みなさい」

ラン「良いんですか?」

国王「いつまでも老人方の世話になる訳にもいくまい。それに、きちんとした生活空間があれば盗みをする必要もなくなるというもの」

ラン「あ・・・有り難う御座います!」

国王「それに御主は話を聞く限りでは強いという話ではないか」

ラン「え?いえ、ここの周辺の魔物を退治出来るというだけで決して強いという訳では・・・」

国王「それこそ強いという証。我が城におる兵士と平等な力・・・いや、それ以上かもしれん」

ラン「は、はぁ・・・」

国王「是非とも我が城の力になってやって欲しい」

ラン「は、はい!」

幼凪「それで、あの・・・お父様」

国王「ん?」

幼凪「教会に寄らせて頂いても宜しいでしょうか?」

すると突然、国王の表情が変わった。

国王「・・・決意したのだな?」

国王は何かを確認するかのように幸元に問い質した。幸元は静かにコクンと頷いた。ランは空気が突然変化した事に気が付いた。
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