No.OJ-0002『異界の支配者と四大貴公』』【Free/77KB】



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[総合No.0088 09.10.12完]
【右下:藍晶石/中央:金剛石/左下:緑玉/左中:赤玉/左上:青玉】
壁面に鏡が無数にはりつけられた暗い世界を、するするとどこまでも無抵抗に落ちていく。
やがて足元でなにか、光の輪のようなものが瞬くのに気がついた。
――出口? いや、違う。 鏡だ。 大きな鏡が不吉な光で自分を待ち受けているのだ。
ぶつかる! 強く目を瞑った瞬間、何かに身体全体が覆われた。
そして次に目を開けた時、そこはもう私の知る世界ではなかった。

『――ようこそ、新しい鍵よ』

支配者は貴石の名をもつ者。
理(ルール)を書き換えるのは私。
――そこは、真実が嘘をつく世界――
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