■過去拍手■

□○○の秋
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【トラファルガー・ロー】


私が乗っているこの船は、億越えのルーキーとして有名なトラファルガー・ローの海賊船。

いつものように仕事を全て終えて船長室に遊びに来たけど、

目の前にいる船長は椅子に腰掛けて向こう側を向いていて
ベッドにごろんと横たわっている私にそのクマの目立つ目を見せてもくれない。


「まだ本読んでるの?」

「・・・あぁ」


絶対いま適当に返事された

「私が来たときくらい相手してよー!!本ばっか読んでさ」

ふてくさって負けじと逆向きに寝返りを打ったら、椅子がガタと音を立てた。

不意にベッドの背中側が沈んだと思ってその方を振り返ると、そこには本を片手にベッドへ上がってきたローの姿。

「起きろ。」

無表情で短く言われて仕方なく体を起こすと、彼はベッドと接している壁に背を持たれて腰を下ろした。

そして



ポンポン

自身の左がわのスペースを手のひらで2回叩く。

意図がわかった私は、頬が緩むのを我慢しながらそこへ移動する。

ローの隣に寄り添って

肩に頭を乗せてみても彼は嫌がりもしないで
少しこちらへ視線をやって目だけで微笑んだ。

相手してもらえないと寂しいけど


こんな時間も結構好き。



----読書の秋



・・・秋じゃなくても読書ばっかじゃん!!
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