■過去拍手■

□ハロウィン
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【シャンクス】

乱れた衣服を直しにまた鏡の前に立つ。

まったく、エースは強引なんだから。


そんな事を思いながらため息をつくと、またドアがノックされた。


コンコン


今度は誰だろう?

「はーい」
と返事をしながらノブを回す。

ドアの向こうに立っていたのは、シルクハットで顔を隠した男の人。

漆黒のマントで身を隠し、帽子の下からは深紅の髪が流れている。


「シャンクス!」


「やぁお嬢さん。

今宵あなたの血を頂きに参りました。」

口元に弧を描きながらそう言って右手の人差し指でシルクハットを軽く持ち上げると
そこから覗くのは3本の傷によって存在をより一層主張している視線。


「え・・・」


その視線と自分のそれが絡んだと思った次の瞬間

自分の首元に深紅が流れてきた。

「いたッ」

首筋にきつく口付けられて

そこに痛々しい華が咲いたことは見なくてもわかった。








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