Present

□☆貴方への本当の気持ち
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──ちょっと俺たち、距離を置こう


突然、告げられた言葉。

ヒバリは予想していなかった言葉に、一瞬頭が真っ白になり、凍りついたように動かなくなった。


なんでディーノ…なんで急に……




季節は梅雨。
最近、日本は梅雨入りした。
ほぼ毎日雨が降っているから、ヒバリはお気に入りの場所、屋上で過ごすことが出来ずにいた。

「梅雨…か」

これでは群れてる奴らを咬み殺すことができない。
前まではディーノという家庭教師が修行だといって、いつもここ、並中の屋上で手合わせをしてくれた。
前までは…。

「早く、晴れないかな。でも…例え晴れていたとしても、あの人はもうここには来ない……」

応接室から外を眺めながら、呟く。

群れるのが嫌いなヒバリが唯一、隣にいることを許していた人…ディーノ。
突然、ヒバリの前に現れ「ボンゴレ雲の守護者」に選ばれただのと言ってきた。

初めはそんなことはどうでも良く、ただディーノと戦えることが嬉しかった。


そして、人を愛することを知らなかったヒバリに、愛すことを教えてくれたのはディーノだった。

(なのに…ディーノ……)


      
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