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□過去拍手お礼
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(春樹と未季)
「あっ、そうだ未季…」
「ん?」
「ロッテのおまけ買った?
今『まじおや』のカレンダーなんだよ」
「あ、おぉ。三枚買った。
どの絵が一番よかった?」
「やっぱり伊達眼鏡をかけたおやゆび姫たんとしらゆき姫たんが、生クリームまみれになってる奴かな…」
「春樹、お前は全然分かってねぇな!!眼鏡をかけている癖に」
「は?」
「伊達眼鏡は眼鏡じゃないんだよ!!あんなものに萌えてる奴はもう駄目だ!人間として!」
「もう駄目だ、って…そこまで言うか?」
「あぁ、論外だ。
眼鏡にぶっかけたいという願望は俺達男には必ずあると思う。
ただ、ただそれが…真のメガネっ娘かどうか。そこが問題なんだよ」
「いきなり語り出したな…。
ぶっかけるとか教室で普通に言うなよ。というか真のメガネっ娘って何だよ」
「手短に言うと、春樹は真のメガネっ子だな」
「…視力が悪いってことか」
「ただ可愛いから、といってアイドルとかがかける眼鏡と、目が悪いから、と言ってかけている眼鏡は全然違う。
例えるならば、月とスッポンくらい」
「そんなにかよ」
「正直なところ、伊達眼鏡という単語自体抹消したい。
目が悪い奴らに謝れと」
「なんか怖いなお前…分からなくもないが」
「俺はそのくらいメガネっ子が好きな訳だよ」
「キモすぎる」
「春樹ーっ!俺だーっ!結婚してくれーっ!」
「断る」
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